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MAX!通信 さらば!黒王号

  

もう誰もヤツを止められない!


皆さんは今まで自転車を何台手に入れてきただろうか?

私の場合、幼少の頃に生涯で初めての自転車を買ってもらい

次は中学生になるまで買ってもらわなかった。

なぜなら、あまり自転車に乗らずに、

歩いて行ける範囲(学区内)でしか遊ばなかったからだ。

中学生になる時に学校指定の黒い自転車を買ってもらった。

しかし納得できる品ではなかった。

中学生活も終わりを迎えようとしたある3月の日、

私はついに自分の選んだ、

いや選び抜いた自転車を手に入れることができた。

私が指定したメーカーはあの「ブリヂストン」。

その頃、カマキリタイプ全盛期であり、

しかし、カマキリと呼んでいいのは「ブリヂストン」の製品だけだった。

なぜなら「ブリヂストン」が最初に開発したのだから。

無論、私もカマキリタイプでなく、真のカマキリを買い、

色は黒(ブラックのつや消し)であった。

私の家に届いたその自転車は王様のように堂々としており、

素晴らしいの一言であった。

念願の自転車を手に入れた私は、彼(自転車)にこう名付けた。

「黒王号(こくおうごう)」と。

その日から、私と黒王号の長い旅ははじまったのだった。

黒王号の走りは素晴らしかった。流れるような身の運び、

スムーズなベルトドライブ、見下ろすような28インチ。

私の高校生活の足として非常に活躍してくれた黒王号。

しかし、彼との別れの時が近づいてこようとは、

私は夢にも思わなかった。



ある日の夕暮れ、自宅のアパートへいつものようにカギをかけずに

黒王号を置き、自分の部屋で中間テストに向けて勉強していた。

私の部屋は自転車置き場に面しており、昼間なら丸見えであるが、

夜はカーテンを閉めるため自転車は見えない。

夜も近くなり、カーテンを閉めて、夕食になったので

家族と夕食をとっていた。

その時、何か自転車の動いたような音がしたが、

その時すぐには外に出ず、夕食が終わってから外に出た。

何と、私の愛車、いや親友とも呼べる黒王号がなかったのだ。

私は目を疑った。

絶望のあまり、訳もわからず走り、そこら中のアパートを探しまくった。

私はなぜか頭の中で「ブラジル人に違いない」と思い、

ブラジル人の住みそうなアパートを徹底的に洗った。

当時、岡崎市北野町付近はブラジル人労働者が多く、

私のアパートにもブラジル人がいて、週末の深夜にサンバが

聞こえるという事態も発生していたのだ。(←本当)

しかし、ブラジル人宅にはなく、最後のたのみの綱で

近くの駅(北野桝塚駅)に走って行くと、そこには

「ここだよ、MAX!助けておくれ!」と言わんばかりの黒王号が

しっかりカギをかけておいてあったのだ。

すかさず合いカギを使い、黒王号を助け、自宅に連れて帰った。



それからは、きちんとカギをしめ、新たに購入したチェーンロックを

かけて保管していたのだった。

そんな事件も忘れかけた1992年8月1日、あの日は日曜日で

岡崎の一大イベントである大花火大会があった日だ。

同時にその日の13:00〜は名古屋グランパスエイトが

チームを結成して初めて試合をしたのであった。

対戦相手はブラジルの強豪コリンチャンスだった。

名古屋での試合で、私は友人数名と東岡崎駅から名古屋へ

名鉄に乗って行ったのだった。

東岡崎駅まではもちろん黒王号に乗って。

試合は2−2か1−1の引き分けで、

私達は喜んで帰ってきたのだった。

東岡崎を降りると街には「ドーン、ドーン」という花火の

打ち上げられる音が響き、夜空にはきらびやかな花火が輝いていた。

私は「それじゃ、自転車とってくるで待っとって。」と友人に言って、

自転車置き場に行った。

ない!私の黒王号がない!何度もその周辺をぐるぐると見回ったが、

なかった。私のボルテージは一気に下がった。

しかしめでたい日(グランパスの初試合並びに岡崎花火大会)なので

調子に乗ってグランパスの大きな応援旗を持って

岡崎の主要道路を走り回った。(←本気の走り)

自分の中では、黒王号にささげるラストランであった。

「さらば黒王号!」私は心の中で泣いていた。

それ以来、私は黒王号にまたがることはなかった。

後日、クラスの女子に

「M瀬君、花火大会の日に旗持って走ってたの?

 私の友達が見たって言ってた」と言われた。不覚だった。

おしまい




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